格ゲーは「長く」楽しもう
ストリートファイターシリーズが他の格闘ゲームとの決定的に違う点、それは「新作が出るたびに新規格ゲーマーが増える」事にあるだろう。「スト4にハマってから格ゲーにハマって、他のゲームにも手を出すようになった」等の新規勢の多さは、他のシリーズとは比較にならない(統計を取ったわけではなく、あくまで感覚的な意見。間違ってたら申し訳ない)
要は、新シリーズが出るたびに、「新規勢」と呼ばれるプレイヤーが増えるわけで、ストVでもそういったプレイヤーも多いだろう。
「格闘ゲームは新規には無理」「スト5に興味はあるけど、これまで格ゲーはやっていないのでちょっと・・・」「格ゲーは難しすぎる」などの意見をよく目にする。よって、今回は新規勢向けに「今作から格ゲーを始めてみよう」という導入の意味も込めて書いてみたい。攻略情報では無いが、既にプレイしている人にも参考になれば幸いである。
スポンサーリンク
対戦ゲームは長く遊ぶもの
格闘ゲームは基本的には人と対戦する「対戦ゲーム」である。シナリオやストーリーなども存在するが、基本は「オマケ」「設定」というレベルであり、あくまで「プレイヤー同士の対戦」が主になるゲームだ。
なので、一度シナリオを見れば終わりのゲームではなく、極端に言えば「プレイヤーがいる限り遊び続けられるゲーム」である。
ゲーム"で"人と人が対戦する
また、格闘ゲームは「プレイヤーの技量がゲームに大きく影響する」ものがある。プレイヤースキルを埋めるアイテムも、運の要素もほとんど絡まない(オンラインだと回線の相性くらいか?それでも条件は基本的にはイーブンである)。これが他のゲームとの大きな違いである。
最近話題の課金にしても、「格闘ゲームの場合はオリジナルのコスチュームが使える」「新キャラ/新バージョンにアップデート出来る(場合によってはこれは無料)」など、課金しても有利になる要素は基本的には無い。技の威力や性能が変わったりはしない。
格闘ゲームはあくまで「人と人」が「ゲームで対戦する」ものである。「ゲームをする」だけではなく「ゲームを対戦ツールとして人と人が遊ぶ」のが格闘ゲームだ。
格闘ゲームは人と人の対戦である。そして対戦に負けた時は、当たり前だが「全部負けた方が悪い」のである。アイテムも、課金も、キャラ差も、回線も、運も、なにも助けてくれない。負けた方が全て悪いのである。これが「格闘ゲームが難しい」「とっつきにくい」と言われてしまう最大の理由だろう。
ゲームをする以上は、誰だって「楽しみたい」し、対戦であれば「勝ちたい」、当然である。ただし、相手が強ければ負けてしまう。そしてそれは全て自分の責任。これに耐えられない人が、冒頭のような「格ゲーは××××」などのコメントを残して辞めていく。
「勝てなかった相手に勝てるようになること」
格闘ゲームで一番の楽しみというか、うれしいこと。それは「勝てなかった相手に勝てるようになること」である。
「ガード出来なかった攻めをガード出来た」
「つながらなかったコンボがつながるようになった」
「対空が出るようになった」
「コマンド化けが無くなった」
それらを積み重ねて「対人戦で」出来るようになって「勝つこと」、それが一番うれしい事であると、管理人は思う。
ゲームに限らず「出来なかった事が出来るようになること」は、人生で最も素晴らしい事の一つである。
100m走のタイムがよくなった。
失敗していたダイエットに成功した。
仕事でミスをしなくなった。
テストの点数がよくなった。
遅刻が無くなった。
何でもいいのだ。何かを練習・研究・工夫して、「出来なかった事が出来るようになること」は、何にもまして素晴らしいことだ。それを人相手に実感できるのが、格闘ゲームの良さであり、管理人を含め、多くの格ゲーマーが辞められない理由の一つでもある。
すぐに上手くなったら面白くない。だから「長く遊ぶ」
もちろん、「出来なかった事」は「すぐに出来るようになる」ばかりではない。それ専用の練習をしたり、対戦で何度もチャレンジして失敗して、ネットや書籍で調べて探して、人に聞いて、そうやって時間をかけて身につけて「出来るようになる」のだ。
なので格闘ゲームは、すぐに強くなろうとはしない方がいい。長い期間、それこそ何年も遊んで上手くなっていくのが楽しいゲームである事を、少しでも多くの人に理解していただきたい。
スポンサーリンク
P.S. なんかすっごいおっさんくさい記事になっちゃったねー
なんか「熱血オヤジ」が説教してるみたいな内容になってしまって、ごめんなさい。最近のソシャゲ慣れした若者には、暑苦しい記事になってしまいましたね。
でも書いている事にウソはないですし、全部本心なのでご容赦ください。自分はこの遊び方が「楽しい」と本気で思っているので、それを理解してほしいのと、出来れば新規プレーヤーや若い人にも、この楽しみを味わってもらいたいなと思って書きました。
管理人(もうすぐ29歳)