ゆらし
正直あまり使われない言葉だが、「相手の無敵技パなしを誘う動き」「パなしを警戒しているそぶりをみせて、パなしを抑止する動き」を「ゆらし」と言う。
主に起き攻めや、こちらが攻めているときに使う行動で、今作に限らず重要なテクニックになるので、紹介する。
スポンサーリンク
ゆらしとは
こちらが起き攻めを仕掛けるときや、有利フレームを取って攻めている時は、基本的に読み合いの主導権はこちらにある。しかし、相手キャラが性能のいい無敵技を持っている場合、「完全無敵技で全拒否」という選択肢が相手にあるため、こちらが有利に攻める事が出来ない。
そこで、「わざとこちらから無敵技を誘いに行って、打ったところに大ダメージのコンボを入れて抑止する」「警戒しているそぶりを見せて、無敵技を打ちづらくする」この読み合いを自分から仕掛けに行くのが「ゆらし」だ。
以下、ゆらしの一例を紹介する。
打たせる揺らし
ガード出来るフレームで前ダッシュ
相手がダウンしている時に、前ダッシュを(時に連続で)見せて、さも「起き攻めで攻めを重ねるぜー」という雰囲気を見せる。
ガードが間に合うタイミングでの技重ね(詐欺飛び含む)
隙の少ない技を相手のダウン中に打ち、相手が無敵技で拒否しようとしたら実はガード出来ました、という方法。これを利用したジャンプ攻撃の重ねがいわゆる「詐欺飛び(安全飛び)」であり、相手の無敵技誘いに非常に効果的。
※「隙がありそうに見える技」ならなおよし。そんなに都合のいい技も少ないし、詐欺飛び同様、知ってる人には効かないけど。
のしのし歩いて押す
相手がダウンした時に、ダッシュもジャンプもせずレバーを前に入れっぱなしにして、のしのしと押していく。起き上がりにパなす時だけレバーを後ろ下に入れてガードするという方法。一見舐めプレイに見えるが、つられた方が悪いので気にする事はない。また、画面端に近づける事もできる効果もある。
打たせない揺らし
遅らせ打撃技/遅らせ投げ
打撃をガードさせた後、ワンテンポ遅らせて打撃を刻んだり、遅らせ投げを見せたりして「無敵技は警戒してますよー」を見せる。
露骨な後ろ歩き/バクステ
打撃をガードさせるなど、こちらがフレーム上有利な時に、露骨に後ろ歩きしたりバクステしたりする方法。また、起き攻めであえて技を重ねずにバクステなど、消極的な選択肢によって攻めを途中でやめる。こちらの攻めが終わるので損といえば損だが、警戒していると見せる効果は高い。
中途半端な距離で止まってガード
起き攻めにはあえて行かず、こちらの小技が届くかギリギリのところでガンしゃがみする。起き上がりには遅らせ打撃技重ねにしておけばさらに効果は高い。
ゆらしの注意点
あとは上記の選択肢を使って読み合いをする事になる。同じ選択肢を見せすぎると、対応されるし、ゆらしに気付かず自分のペースを乱さない人もいるし、そもそも相手の動きなんて見ていない人もいる。「これだけやっておけば大丈夫」という行動ではなく、あくまで「無敵技を持った相手への選択肢の一つ」として、取り入れられるようになろう。
スポンサーリンク