対戦ゲームは「勝った方の勝ち」
スト5のキャラクタではないが、スト4シリーズのダンの勝ちセリフで良い物があったので紹介。
ダン(火引弾)「最後に立ってりゃ勝ちなんだよ! ギリギリだろうが偶然だろうがな!」
これが、格闘ゲームというものを非常によく表していたのでとりあげてみたい。
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「勝った方の勝ち」「勝った行動が正解」
対戦である以上、基本的にはそこに勝敗がある。ほとんどのプレイヤーは「勝ちたい」と思ってプレイしている。当然である。
格闘ゲームに限らず、対戦では必ずと言っていいほど「定石」がある。
「リスクリターンの合わない技は打たない」
「ヒット確認したら必殺技で締める」
「ここで無敵技ぶっ放しはしない」
など、よく言われている事だけでもたくさんある。
が、定石はあくまで「そうする人が多い」「強い人がその通りにする事が多い」だけであり、決して「そうしなければいけない」というものではない。
上記の選択肢にしても、「当たるのであれば正解」で「喰らう方が悪い」のである。
「上手くなる」=「定石を覚える」はちょっと違う
ゲームに慣れてくると、さまざまな定石を覚えていき、その通りに相手が動いて(=読みが当たって)勝つ事が出来れば気分がよい。そのため、定石通りに動かない相手に対して、「納得いかない」という気持ちになる事がある。気持ちはわかる。とてもわかるが、それでも「負けた方が悪い」喰らった自分が悪いのだ。
重要なのはあくまで「勝つ事」であり、「勝つために相手の行動を予測出来る事」である。定石はその予測の為の指標でしかない。
「この相手は初心者っぽいから定石通りには動いてくれないだろう」
「あの定石を知らないなら、ここはこんな選択肢をやってくるかもしれない」
こういった事も対戦中に予測しなければいけないのが、対人戦の難しいところであり、また面白いところである。
ゲーム内で「やっちゃいけない行動」なんて無い
格闘ゲームでは、よく「汚い」「卑怯」「ずるい」と言われる行動がある。
以下に、いくつかの例と簡単な解説を上げる。
ハメ技
複雑な操作を必要とせず、相手に身動きをとらせないまま勝つ連携技やテクニック。
例:めくりハメ
めくりガードが出来ない相手に、めくり攻撃を永遠に当て続けること。
当て投げ
打撃攻撃を当てて、ガード硬直が終わると同時に投げる事。
投げ重ね
相手の起き上がり直後のフレームに、投げの発生フレームを重ねる。
知らない殺し(=わからん殺し)
特殊な回避方法が必要な技を、知らない相手に対して出し続けること。
キャラ被せ(スト5のオンライン対戦で出来るかどうかは不明)
相手のキャラクタに対して、露骨に相性が良いキャラクタをぶつけること。
上記の行動は、システムとして禁止されてはいないが、対戦において嫌うプレイヤーも多い。
ただし、先述のとおり「勝てば勝ち」である。全部喰らう方が悪いのである。
ハメ技は連携に入られる方が悪い。
当て投げ、投げ重ねは投げ抜けできない方が悪い。
知らない殺しは知らない方が悪い。
キャラ被せは対策しない方が悪い。
すべて、「負ける方が悪い」のである。初心者であろうとオンラインだろうと関係なく、「勝った方が咎められる事は何もない」負けたくないなら、対処出来るようになる。それが出来なければ負け続けてもしょうがない、ということである。
ゲームは「自由」だから
世の中には色々な人がいて、格闘ゲームも色々な人がプレイしている。
そのため、全てのプレイヤーが、このブログの読者のように「強くなりたくてプレイしている」わけではないという事は知っておいた方がよい。
「自分が楽しければいい」「とにかく今勝てればいい」と思ってプレイしている人も多くいるので、こういったプレイをする人はいなくはならない。
※管理人は、このブログの読者は「上手くなりたい」「強くなりたい」と思っている志の高いプレイヤーだと思っている。
でなければ、こんな読みにくくて、更新が遅くて、イラストも画像もない質素なブログを読んでくれないと、自虐ではなく本気で思っている。
改めてお礼を申し上げたい。管理人もっと頑張るよ。
それでも「自分もこのゲームを楽しみたい」「強くなりたい」と思ったら、自分は喰らわないように、対処できるようになるしかないのだ。
ちなみに管理人は上記の行動は、別に卑怯だとは思っていない。露骨な当て投げも、回避されるまでは投げまくるし、めくり連発、中段連発にしても「あ、この人これガード出来ない人だ」とわかればやりまくる方だ。だって勝ちたいしね。
最後に改めてダン先生のお言葉でこのブログを締めたい。
「最後に立ってりゃ勝ちなんだよ! ギリギリだろうが偶然だろうがな!」
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